男性との結婚をあきらめ、
高校からの同級生とルームシェアをすることにした
「 花乃子 」「 百合子 」「 澪 」「 亜希 」4人の女性。
周囲からの好奇な目に晒されながら、
同居生活をいつまで続けられるかも分からない不安を抱える。
不安定な状況を女性4人の個性と価値観で、
乗り切るがお互いに決して依存せず、
信頼しながら自身の生きる道を選択していく。
プロローグで女児を出産したことが
語られるが後半まで誰が出産したのか知らされない。
4人の母親と娘という一見して奇妙に思える関係は
新しい価値観を教えてくれる。
※ネタバレあり
あわよくば一生最強
結婚間近と思われた「 花乃子 」が
彼氏の浮気で別れた。
いつものように同級生4人で居酒屋へ。
「 結婚を諦め、4人でシェアハウスしたい 」
という突拍子もない発言から
4人の歯車が回り出す。
イケてる私たち
「 何のためにセッ○スするのか 」
特定の相手は作らず、
気に入った男性とは寝る女性「 百合子 」
セッ○スでイクことができずにいた。
特に悩んでいたわけでもないが、
自分以外の皆がイッタ経験をしていることに
セッ○ス以外でのオーガズムを模索する。
ニーナは考え中
検診により、
子宮頸がんの一歩手前の状況だった「 澪 」
すぐに手術をして医者から「 妊娠も可能 」と言われる。
そんな時、義姉の「 玲奈 」から
「 娘のニーナが不登校になり、一時的に娘と過ごしてくれないか？ 」
と提案される。
女性4人プラス1名のさらに混沌とした生活が始まる。
よくある話をやめよう
シェアハウスのきっかけとなったのが
「 花乃子 」が彼氏と別れたこと。
過去の回想を描き、
「 花乃子 」の人物像を深掘りしていく。
勝手に踊るな！
「 亜希 」はホテルの一室から
同居人3名にリモートでお知らせをする。
「 妊娠した。父親はいない。4人皆で母親になって欲しい。 」
との提案だった。
急展開すぎる提案に3名は困惑しながらも
提案を受け入れる。
女と女と女と女
長女「 朝 」、
次女「 恵麻 」、
母親は4人、
奇妙な関係性。
「 恵麻 」視点で描かれる最終章は
新たな価値観を持つ最強の女たちを映しだす。
まとめ
女性にしか分からない悩みと
世間体を気にしない自由な価値観。
男性と結婚するだけが全てではない。
最強の女4人が痛快な物語を描く。
危うそうに見える共同生活は、
ただ「 仲が良い 」という単純な理由では
実現不可能なことを知れる。
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