「マッスル‼︎」の単語に惹かれてジャケ買いした本作。
エンタメとしての楽しめるだけでなく、
筋肉の雑学とジムの闇をうまい具合に描写している。
教養としても役立つ一冊。
次々に読み進められるテンポの良さがあり、
一気読みできる。
『 あらすじ 』
細身のアイドルが3ヶ月という短い期間で
でボディビル大会3位入賞。
「ステロイドを使用した偽物の筋肉」
というSNSの投稿が物議を醸した。
真偽を確かめるため
アイドルがプロデュースしたトレーニングジムへ
潜入取材を試みることになった週刊誌記者の「松村健太郎」
トレーニング初心者の「 松村 」が
潜入取材を経て、○物の使用及び売買の真相に迫る。
『 感想 』
分かりやすい文章と少し笑える内容で
惹きつけられるため、
あっという間に読み切れる。
後半に進むにつれて主人公の有能さが目立つが
序盤の無能さを残して
物語を結んでも良かったように感じる。
個人的に最も興味を惹かれたのは
本編ではなく、ラストにある江戸川乱歩賞に携わった
7名のプロ作家による候補作の評価だった。
プロ目線での解説は良くあるが、
他作品の酷評をしっかりと掲載している点は
見どころ満載だった。
ラストの十数ページだけでも見る価値はあり‼️
\純粋な努力家か、見せかけのカリスマか?/
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