G-MSHVXRZYEZ やがみ【僕の殺人計画】あらすじと感想 ネタバレあり

やがみ【僕の殺人計画】あらすじと感想 ネタバレあり

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「・・・究極の殺人とは。。。」

「犯人が何もしない殺人」

本文 エピローグより

プロローグ

【 私はまた、○された。 】

不穏な空気の漂う一文から物語は始まる。

不遇な幼少時代と○人狂の誕生

幼少時代に父親に虐待されていた主人公「 立花涼 」は、

○力を振るわれていた母親を救うため、

父を○害した。

父を○害したことを母親は喜ばず、

逆に「 涼 」を非難する。

母親の態度に絶望した「 涼 」は母親も手にかけ、

さらに家を放火をする。

幸いにも震災が起きたことで

涼の○人はバレずに済んだが、

かわりに「人を○す」という快楽を覚え、

「人を○したい」という欲求が

心の奥底に存在する化け物となっていた。

抑えられない○人の欲求

月日は流れ、会社でも順調に出世し

さらに結婚をし、子供も生まれた「 涼 」。

世間からは見れば、

幸せいっぱいの環境に身を置いているように見える。

しかし、SNSで知り合った男性をそそのかし

男性に痴漢をさせる。

直後、痴漢をした男性を自ら捕まえ

社会的な○を迎える男の姿を見て

興奮を覚えるが、

まだ物足りなさを感じている

完全犯罪の達成と崩壊

自分を尊敬している男「 羽鳥宗吾 」を

意のままに操り、

「 宗吾 」を綿密な計画で○害する「 涼 」。

完璧な○人を達成した余韻に浸るも、

「立花涼が○人を犯したことを知っている」

という手紙が届く。

送り主は妻の「 真由 」

妻に謝罪し

警察に自首する旨を伝える「 涼 」。

「毎年一通ずつ息子に手紙を渡して」

と書き溜めた封筒を「 真由 」に渡し、

警察に出頭する。

新たなる○人者の誕生

懲役22年の判決を受けた「 涼 」

しかし、それすらも○人計画の一部だった。

「 涼 」は幼い息子「 涼介 」と遊んでいた時、

無慈悲に虫を○すことを覚えさせていた。

毎年、母「 真由 」から一通ずつ渡される手紙。

父「 涼 」の狂気は確実に息子の「 涼介 」へと引き継がれた。

20歳になった「 涼介 」が○人を犯すために家を出る。

そしてプロローグの伏線回収へ。

感想

「 涼介 」という人物が

○人を犯したことから物語が始まる。

主人公は「 涼 」と呼ばれ、

主人公が○人を犯したと錯覚させられる。

実際に○人を犯したのは息子の「 涼介 」

「・・・究極の殺人とは。。。」

「犯人が何もしない殺人」

本文エピローグより

「親と過ごす環境により人は○人者にもなりうる」

という伏線が随所に貼られ、

プロローグでの○人が

誰が○人を犯したのかを見事に隠している。

ラスト1ページに全ての謎が回収され、

タイトルすらも伏線であったことが判明する。

完璧なまでに練り込まれた○人計画。

一つの綻びから転落していく様は、

漫画「デスノート」の「夜神月」のよう。

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