あらすじ
猟奇○人と幼稚な犯行声明文の二つを両立させた事件。
ほとんど入居者のいないマンションで吊るされた女性。
工業機械で潰され原型を止めない男性。
標本のように内臓が解剖され並べられた男性。
丸焼けにされる男性。
誰もが凄惨な○体となって発見される。
シリアルキラーの側面もあり
名前が「あいうえお」の順に犠牲者が増えていく。
姿の見えない犯罪者に怯えパンデミックを起こす市民。
次々と事件が起き、翻弄され続ける警察組織。
数々の伏線が回収され、最後にひっくり返される。
感想とネタバレ
ネタバレあり
序盤で犯人の過去が描かれ、
性別や人物像を植え付けられる。
しかしこれがミスリード。
犯人を捕まえた、と思ったら
真犯人は別にいて、さらに真犯人ですらも
裏で操られていた事実に胸糞悪さを覚える。
細かな文章ですら伏線となり、
作り込まれたストーリーに驚愕する。
真犯人の動機はありふれたものだが、
そこに至るまでの流れと
最後の「騙された‼︎」と感じた時には
素晴らしい作品に出会えた喜び、
驚きと嬉しさが同時に込み上げてくる。
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